この日はアンティグアを離れて湖の街フローレスへ向かう。
フローレスはティカル遺跡の観光の拠点である。
ティカル遺跡とは
ティカル遺跡はかつて栄えたマヤ文明の遺跡の中でも最大級のもので、最盛期にはこの都市に6万人もの人々が住んでいた。
初代王朝が誕生したのは紀元一世紀。その後繁栄を遂げていくが、今のメキシコにあるテオティワカンに征服された。
テオティワカンの影響を受けつつ、6〜7世紀にかけて今でも残っているようなピラミッド型の神殿を中心にして建築物が築かれていった。
9世紀以降、ティカルを含めマヤ文明は衰退していく。その原因は未だに解明されていない。
この遺跡は遺跡としての世界文化遺産であると同時に、熱帯雨林としての世界自然遺産でもある。
遺跡内部のジャングルには多くの野生動物が生息している。
また、スターウォーズの撮影地になったり、ワンピースの空島のモデルにもなっている。
メキシコのテオティワカン遺跡を訪れた記録はこちらを御覧ください。
遺跡を目指して
アンティグアからフローレスへはバスで12時間。
飛行機で行くこともできたのだが、なんとなく陸路のほうが楽しそうなので（あと、安かったので）バスにした。このバスも、宿泊したペンション田代で申し込めた。
朝4時、アンティグアを出発。（めっちゃ眠かった、、）
朝のグアテマラシティの交通渋滞に巻き込まれながらも、道中の素晴らしい景色を楽しみつつ、午後4時にフローレスに到着した。
フローレス到着後、バスターミナル近くの旅行代理店でティカル遺跡のツアーを申し込んだ。
そこのスタッフの人に、「日中のツアーじゃなくて、早朝のツアーのほうが暑くなくて静かでいいよ！」と強くすすめられたのでそれにしてみた。
集合時間は朝4時とのこと。
2日連続で4時集合か、、
まあ、いいか。
次の日、フローレスからティカル遺跡へ。
20人前後の欧米人とバスに乗り、遺跡を目指した。1時間ほどで遺跡に着く。
道中でバスは止まり、皆は遺跡のチケットを買いに行く。
チケット売り場は大行列だったが、僕は事前にオンラインで買っていたのでバスの中から呑気にその行列を眺めていた。
ティカル遺跡のチケットをオンラインで買うならこのサイトから購入できます。
グアテマラ国民と外国人で値段が違うので注意してください。
2023年3月の時点で、外国人は150ケツァール（2,600円くらい）。
チケット売り場を後にし、バスはさらにジャングルの中へ。
ティカル遺跡と野生動物たち
朝6時半頃、ティカル遺跡に到着。
チケットを見せる場所で、早速、いた。
入り口の時点で早速でかい鳥を見ることができた。ジャングルの中には何がいるのか。
とても楽しみである。
ガイドさんについていき、ジャングルのさらに奥へ。
しばらく歩くと、アナグマのような動物を見つけることができた。
遺跡も見えてきたのだが、この日の早朝は霧がかかっており、とても神秘的に見えた。
日が出てきて霧が晴れ、遺跡の全体像が明らかになっていく。
当時、ここに人々が暮らしていたというのだから驚きである。
遺跡付近で数匹の野鳥も見ることができた。
サルもいた。
そして遺跡の中を歩き回り、遺跡内で一番高い場所へ。
本当にジャングルの中にひっそりとある遺跡なんだね。
朝4時から始まったこの遺跡ツアーは、昼の12時に終了し、宿へ戻った。
朝が苦手という方は、午前10時ごろから始まって夕方に終わるツアーもあったので、そちらでも良いと思う。かなり暑いと思うけど。笑
旅の締めの絶景
ティカル遺跡を訪れた次の日、アンティグアへ戻った。
このときのバスも早朝集合で、集合場所は湖の畔だったのだけど、そこで最高の朝焼けを見ることができた。
とても静かで、幻想的だった。
バスの窓からの早朝の景色も見ていて飽きなかった。
飛行機じゃ見ることはできなかったし、バスにして正解だった。
休憩があるとはいえ、12時間乗り続けるのは少しきつかったけど。笑
アンティグアへ戻り、数日この街でのんびり過ごしてグアテマラを出国した。
訪れた街、観光地はアンティグア、アカテナンゴ火山、フローレスとティカル遺跡。
グアテマラにはこの他にも世界一美しい湖と言われるアティトラン湖という湖がある。
それはまた今度訪れようと思う。
次回以降は、世界一周第3カ国目となるボリビアの記録です。見ていただけると嬉しいです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
余談
正直なことを言うとグアテマラの運転手は運転が荒い。
グアテマラでタクシーやバスに乗る予定で乗り物酔いが心配な方は酔い止めがあったほうが安心だと思います。
