第11話 夜明けの山頂アタック【グアテマラの旅③世界一周】

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グアテマラ
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アカテナンゴ火山登頂2日目。
初日のことは、前回の記事を読んでいただけると嬉しいです。

初日はベースキャンプに着いて体調をくずしてしまったので、さっさと寝ることにした。
そして山頂アタックの時間、朝4時半。

山頂までは希望者のみ行くのだが、僕の体調はすっかり回復しており、行けそうだったので行くことにした。
合計で8時間位寝ていたのだが、けっこうぐっすり眠ることができた。

標高3,600mのベースキャンプから、登頂開始。

日の出前の暗い道をどんどん進んでいく。前の人に頑張ってついていく。

道は細かい砂利の道。斜面は滑りやすく、足元が取られる。
そんな道をずっと進んでいくと、だんだんと疲れてきた。

しかも夜明け前ということもあり、初日登ってきたときとは違いかなり寒い。

自分のペースで休憩をはさみつつ(全体で休憩をとる時間はなかった)、
集団に頑張ってついていくと、少しずつ夜が明けてきた。
右を見ると、空が明るくなっていくのが見える。下を見るとまだ街は街頭などで光っていた。

空がだんだん明るくなっていく

そんな景色を横にひたすら進む。このときかなりの強風が吹いており、手が千切れそうなくらいだった。
しかし、登り続けていくと頂上らしきものが見えてきた。

登山開始から1時間半くらい登ったとき、ガイドさんから
「頑張れ!あと5分で頂上だぞ!」という声が飛ぶ。

そして朝6時、何とか頂上まで登りきることができた。
標高3,976mアカテナンゴ火山、登頂成功である。

その時の景色は忘れられないようなものだった。

山頂からの日の出

山の向こう側で太陽が上っていき、雲海が照らされていく。
思わず泣きそうになってしまった。

同じグループの人に撮ってもらった

一緒に登ってきたグループの仲間たちと登頂成功を称え合い、ベースキャンプまで下りた。

太陽が出て、空もすっかり明るくなった頃、朝食が支給された。
パンにジャムを塗っただけのものだったが、唾液腺が弾けそうなくらい美味しく感じた。

焚き火も、とても暖かかった。
ベースキャンプからの景色。

そして登ってきた道を戻り、1泊2日の登山ツアーが終了した。
靴や服、帽子やリュックはホコリだらけになっていた。

かなり過酷な2日間で、ツアー終了時はもう二度と行きたくないと思っていたのだが、
登山が終わってから2ヶ月が経ち、この記事を書いている今、もう一度行ってあの頂上からの景色をまた見たいと思っている。

ただ、次行くときは日本でしっかりと鍛えてからにしようと思う。あと、ちゃんと登山靴も準備していこうと思った。
今回は愚かにもただのランニングシューズで来てしまった。笑

なお、今回のアカテナンゴ火山ツアーは宿泊しているペンション田代で申し込みました。
2023年2月の時点で料金は合計280ケツァール。
別途100ケツァールを入山料として当日ガイドに手渡す。
3食(昼、夕、朝)付き、テントは貸してくれる。

最後まで読んでいただきありがとうございました。