第15話 ウユニ塩湖【ボリビアの旅②世界一周】

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ボリビア
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ウユニ塩湖とは

ウユニ塩湖とは、南米ボリビアの西部に位置する世界最大の塩湖。
標高3,700mの高地にあり、その大きさは岐阜県とほぼ同じ。

毎年1〜3月は雨季になり、条件が揃えば鏡張りの景色を見ることができる。

この地はかつて海底だったが、アンデス山脈の隆起によりこの地に大量の海水が残された。
その海水が蒸発し、塩の結晶だけが残ったのが今のウユニ塩湖である。
現地ではその塩は精製されて食塩としても活用されている。

また、ウユニ塩湖には大量のリチウムが埋蔵されている。
電気自動車やスマートフォンなどで使われるリチウムイオン電池の原料がリチウムであり、
これがボリビアの経済の原動力の一つになり、国が豊かになれるという見立てもある。
しかし、それと引き換えに将来ウユニ塩湖が見れなくなってしまうかもしれない。

ホダカ

夜行バスに乗り首都ラパスを離れ、早朝ウユニに到着した。

早朝のウユニの街。静まり返っていた。

今回宿泊するのはHotel Avenida。多くの日本人がここを選ぶと聞いていたので、僕もここにした。

そしてこのホテルのすぐ近くにある「HODAKA MOUNTAIN」
ここも、日本人ご用達のウユニ塩湖のツアー会社だ。

ホダカ

朝、宿にチェックインしたあと、ホダカへ向かった。
そして、この日は10時からのワンデイツアーに参加することにした。

少し話は変わるが、僕の世界一周は2月からの半年で、中南米スタートの東廻りである。
中南米スタートの東廻りにした理由は2つあり、
ひとつは中南米が夏であるうちに、その地域を訪れたかったこと(冬服を持って行きたくなかった)。
もうひとつの理由は、ウユニ塩湖で鏡張りが見れる雨季(1〜3月)にウユニを訪れたかったことだ。

このウユニ塩湖のためにわざわざ世界一周ルートをそのようにしたのだ。
絶対に鏡張りを見たかった。

ウユニに訪れたのは3月中旬。ギリギリ雨季のはず。ホダカのスタッフさんが言うには、
「マイニチ、カガミバリ」
と日本語で言う(それほど日本人が利用しているということだろう)。
そして幸いにも天気は晴れ。期待できそうだ。

列車の墓場

午前10時。ツアーの時間になった。
僕ともう一人の日本人、欧米人2人(1人はドイツ、もうひとりは不明)、ボリビア国内からの観光客2人とツアーガイドのグループだった。
ドイツの方は日本で働いているらしく、日本語がペラペラだった。

ツアーは、まずは「列車の墓場」から始まった。
かつて使われていた列車がそのまま残っている。

くたびれて錆びついた列車
永遠に続いてそうな線路。ちなみに、この線路は現役
周りはなにもない、広大な大地

その後ウユニのお土産ショップ街のようなエリアに立ち寄り、いよいよウユニ塩湖へ向かう。

塩の大地

車でしばらく走っていると、地面がだんだんと茶色から白に変わっていく。
そして一面真っ白になった。

一面真っ白

車はそのまま塩のホテルに向かった。塩でできた建物で、ここで昼食を取る。
近くには各国の旗が立っていた。

世界各国の国旗

韓国、日本の旗がそれぞれ3つほどあった。
やはりウユニ塩湖はアジア人に人気なのかもしれない。
(先に訪れたメキシコ、グアテマラで出会った欧米人の中で
ボリビアは知っていてもウユニ塩湖を知らない、という人は多かった。)

塩のホテル内で昼食が配給された。この肉はリャマの肉らしい。
食感は牛肉より少し硬く、味は牛肉とさほど変わらなかった。

塩のホテルで食べた昼食

昼食を終え、僕たちのグループは真っ白な大地をどんどん進んでいく。
車からの窓からは空の青と白い土地の2色しか映らない。

一面真っ白

周りに何もない場所で車を降りた。

とんでもない場所に来てしまった。

周りはなにもない

ガイドさんがトリック写真を撮ってくれる。

僕は右の赤い服の人です。

なお、日差しがとても強く、暑かった。
しかも地面が白いので眩しい。
サングラスと日焼け止めを持ってきていてよかった。

そしてさらに先へ進み、サボテンのような植物が生えた島へ向かった。

サボテンの島

なぜ一面塩の土地にこのような場所ができたのだろうか。

そして車は更に進んでいった。
乾いていた真っ白な地面がだんだん湿っていき、次第に車が小さい水しぶきを上げるようになっていった。

空が地面にも映るようになってきた

鏡張りの世界

そして車を降りたとき、その景色があった。

一面鏡張り

そして日没。

これを越える夕日はないと思う。

言葉を失った。

夕日を見て、ウユニ塩湖ワンデイツアーは終了。

ウユニ塩湖できれいな鏡張りを見るには、前日雨、当日晴れ、風なしという条件が必要なのだが、
ウユニ初日、一撃で好条件を引き当てることができた。
(雨季ではどこかしらで水が張っており、ガイドさんがそこまで連れて行ってくれるので当日に晴れてさえいれば鏡張りを見ることはできるらしいが)

塩湖からウユニの街まで帰ってきて、夕食はローカルレストランでリャマの肉を食べることにした。
リャマのステーキに、野菜がバイキング形式で食べ放題で、22Bs(440円くらい)。
世界一周に出てから野菜が不足しがちだったので、とてもありがたい。

リャマのステーキ

ウユニ塩湖ツアーだが、今回参加したワンデイツアーの他にも、
Starlight + Sunriseツアーや
Sunset + Starlightツアーなどがあり、
それぞれ星空と日の出、日没と星空を見るツアーである。

それらにも参加したのだが、それはまた次以降の記事で。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

余談:ウユニビール

ウユニ塩湖の名物の一つに、ウユニビールというものがある。
このビールはウユニ塩湖の塩が含まれているらしく、普通のビールより少ししょっぱいらしい。

買って飲んでみた。

ウユニビール

言われてみれば、たしかに少ししょっぱい、かな?
というか、僕は普段お酒を飲まないので普通のビールとの違いがよくわからん。

ビール好きな方、食レポ待ってます。笑​​