この日はボリビアとチリ国境を越えるツアーに参加し、チリの入国を目指す。
それは2泊3日のツアーで、申し込んだのはウユニ塩湖ツアーと同じ、ホダカ。
ボリビアのウユニからチリのアタカマまで、アンデス山脈の中を車で駆け抜ける。
料金は900Bs(18,000円くらい、2023年3月時点)だった。(2泊3日分の食事、宿つき)
なお、チリに行かずにボリビアのウユニに引き返すこともできるので、チリに行く、行かないに関わらずこのツアーには参加できます。
ツアー当日。
ツアーメンバーは、僕の他には日本人の大学生2人、台湾人、ブラジル人、ボリビア人がいた。
この6人とツアーガイドの合計7人でトヨタのランドクルーザーに乗り込み、国境を目指していく。
ツアー初日はウユニ塩湖とその周辺の観光スポットをめぐり、さらに先にある塩のホテルで宿泊。
2、3日目にアンデス山脈を突き抜け、チリのアタカマを目指していく。
なお、2、3日目のアンデス山脈越えの際、常に標高4,000m以上のエリアを走り、場所によっては5,000mを越える箇所もあるという。
そこにはどんな景色があるのか。とても楽しみである。
1日目:ウユニ塩湖
初日はウユニ塩湖ワンデイツアーと同じ行程を辿った。
列車の墓場から始まり、ウユニ塩湖を訪れた。




ただ、同じ行程とはいえ景色が壮大だったことは言うまでもない。
そしてこの日、ウユニ滞在の締めの鏡張りを見ることができた。


日没になり、車は暗くなった道を走り続け、塩のホテルへ。
夜を明かし、2日目になった。
2日目:アンデス山脈ドライブ
この日は助手席に座ることができた。
助手席からの景色はまさに絶景そのもの。


ドンドン進んでいく。
周囲には木は一切なく、植物は低いものばかり。
高地になるとこのような植生になるんだね。


ちなみに、コンパスのアプリを見てみたらこの時点で標高は4,000mを超えていた。
周囲の山はどのくらいの高さなのだろうか。

途中で、フラミンゴが生息する湖に立ち寄った。
野生のフラミンゴを見るのは初めて。
というか、こいつらよくこんな場所で生きていけるよな。



フラミンゴに別れを告げて、ドンドン先に進んでいく。
周りは山以外に何もない。
標高は4,500mくらいだった。


途中で、岩のエリアに立ち寄った。



どのようにしてこの岩が作られたのだろうか。火山の噴火か何かかな?


赤い湖に立ち寄った。




2日目はたくさんの絶景を見て、ホテルに到着。
このホテルも標高4,000m以上だった。
実はこのとき、僕は体調をすっかり崩してしまっていた。
高山病かな?いままでに経験したことないくらいの腹痛に見舞われた。
ツアーガイドさんはコカの葉のお茶を出してくれた。高山病に効くらしい。
あんま美味しくなかったけど。笑
また、ツアーメンバーのブラジル人が腹痛の薬をくれた。
世界には優しい人がいっぱいいるね。
※コカのお茶は、日本国内に持ち込んだら逮捕されるので注意してください。麻薬として扱われています。
3日目:国境を越えて
ブラジル人がくれた薬が効いたのか、この日の朝は朝食を食べられるくらいには回復していた。
この日も進み続け、温泉に到着。
このアンデス山脈の大絶景の中、実際に入浴できる。

ガイドさんは「温泉に行きたい人いる?行きたいならしばらくここで停まるし、誰もいないなら先に進むよ」
とのことだった。僕含めて誰も温泉には行かなかったので、先に進むことに。
しかし、ここでボリビアに戻る人とチリに行く人はお別れ。
ツアーメンバーの何人かと別れて、チリを目指して更に先に進む。

湖のエリアで降りて、少し休憩。
チリの国境まであと少し。それにしても、どこまで行っても絶景なのすごいね。

そして、更に先に進み、ボリビアの出国検査&チリの入国検査を受けて、ようやくチリに入国!
今回の世界一周の第4ヶ国目である。

入国検査後、チリのアタカマまでバスに乗り、このツアーは終わり。
過酷だったけどとても楽しかった。
ウユニに訪れたときは、ぜひ参加してみて下さい。高山病の対策は忘れずに。
チリに行く予定がなくても、ボリビアに引き返すことができます。
また、チリのアタカマからボリビアのウユニに行くツアーもあるようです。
(僕が参加したツアーとは逆方向)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
余談
高山病に備えてツアー前日に高山病の薬を飲んでおいたのだが(日本で薬をもらった際、高所に行く前日から飲むように言われていた)
当日になり、ツアー参加前に体調を少し崩してしまった。
このとき初めて薬が体に合わないことを理解した。
皆さんも海外旅行に向けて特殊な薬をもらう場合、出発前にあらかじめ1錠飲んでおき、体に合うかを事前にチェックしておいたほうがいいと思います。